GDScript警告システム

GDScript警告システムは静的型付けを補完します(しかし、これは静的型付けなしでも働きます)。これはコーディング中に発見しにくく、ランタイムエラーにつながる可能性のあるミスを回避するのに役立ちます。

プロジェクト設定 の GDScript というセクションで警告を設定できます:

警告システムのプロジェクト設定

警告システムのプロジェクト設定

スクリプトエディタのステータスバーにアクティブなGDScriptファイルに関する警告の一覧が表示されます。下の例には、3つの警告があります:

警告システム例

警告システム例

1つのファイル内の特定の警告を無視するには、 #warning-ignore:警告ID という形式の特別なコメントを挿入するか、警告の説明の右側にある無視リンクをクリックします。Godotは対応する行の上にコメントを追加し、対応する警告を表示しなくなります:

警告システムを無視した例

警告システムを無視した例

またファイル内で、特定の種類の警告をすべて無視するには、# warning-ignore-all:警告IDを、すべての種類の警告を無視するには# warnings-disableのコメントを追加します。

警告によってゲームの実行が妨げられることはありませんが、必要に応じてエラーにすることができます。こうすると、すべての警告を修正しない限りゲームはコンパイルされません。このオプションをオンにするには、プロジェクト設定の GDScript セクションに移動します。前の例と同じファイルで、Treat Warnings As Errors(警告をエラーとして扱う)がオンになっている例を次に示します:

警告をエラーとして

警告をエラーとして